一条工務店がスゴイ理由


たまには一条工務店のことも書いてみようと思います。一条工務店は、ブログや最近ではYoutubeでも情報を上げている方も多いので、一般的に情報を得やすい点はそちらにお任せして経営的な側面から考えてみようかと思います。

グランセゾンはなぜすごい!?

一条工務店が少し前に出したのが「グランセゾン」ですね。注文住宅について考えている人なら見たことがあるかもしれません。「グランセゾン」は従来からあった在来軸組み工法の「セゾン」を豪華にしたモデルと言えますね。一条工務店の主力は2×6(枠組み壁工法)のi-smartですが、「セゾン」は工法が違い在来軸組み工法、「グランセゾン」も在来軸組み工法です。

では、「グランセゾン」の何がすごいのかは、だれかのブログやインスタで見てください。ちなみに、私ならもう一度どちらか選べと言われれば、i-smartを選ぶと思います。外観は似ているし、内装にはあまりこだわりが無いので…、省エネ性能を考えればi-smartになりますからね。

そうそう、「グランセゾン」の凄いところですね。はい。

在来軸組み工法でC値0.6以下を保証していることです。i-smartでも同じと思うかもしれませんが、工法が違います。2×6の方が気密性を高めることは容易です。もちろんそれも出来ていないメーカーはありますが…。

「グランセゾン」という新しいモデルを高気密住宅を「大量に供給できる」ことがすごいことなんです。

地域工務店を見れば、C値0.3を平気で出すところはいくつもあります。しかし、それは年間20棟くらいまでです。人の管理が出来るので、施工精度を一定水準程度に上げることが比較的容易です。ちなみに、ほとんどのハウスメーカーは出来ていません。出来ているのは一条工務店とスウェーデンハウスだけでしょう。

「グランセゾン」の在来軸組み工法で気密施工を1000棟くらい?なのかわかりませんが、高い気密施工を「非常に多くの現場で出来ているの」がすごい。
どのように行われているのかはわかりませんが、高度に仕組み化されているのでしょう。でなければC値の保証は出来ません。手間が非常にかかり、他のハウスメーカーは出来ていません。簡単にやってしまうのは一条工務店の凄さでしょう。

経営陣とそれを具現化する技術陣、現場の人間が成し遂げているということだと思います。

ユニクロの柳井さんがマネした!?垂直統合モデル

垂直統合モデル???

分かりませんよね、どういうことかと言えば、自分のところで作って、自分のところで販売する。製造から販売までをすべて自社で賄うということです。ユニクロは自社(または自社専用の委託先)で製造し、品質を高めています。自社で在庫を適宜コントロールすることで在庫費用の圧縮、在庫の最適化を図っています。

ユニクロに行くと、最近は無人レジですよね、そこでは商品についているICタグを読み取って会計をするのですが、あのICタグは工場から倉庫まですべての段階で活用されていて、「どこ」に「どれだけ」在庫があるかを集中的に管理しています。5年後にはコンビニの商品でも同じようなことがされるでしょう。

はい、一条工務店に戻りますが…。
フィリピンに巨大な工場を持っていて家全体の部材の80%超を自社生産していることは有名ですね。ユニクロと同じで、生産から販売まで自社で一貫して行っています。もちろん、今話題のトイレなどはメーカーから調達していますが、窓や太陽光パネル、構造材、断熱材、建材、住設など自社生産しています。海外の安い人件費や固定費だからこそ高品質で低価格に高性能な住宅が大量に供給できるということです。

ちなみに、一条工務店では、間取り設計は設計士と顧客とで日本で行っていますが、実施設計と呼ばれる「設計図作り」はフィリピンで行われています。顧客と接する間取り設計は日本人が担当し、顧客は介在しない実施設計をフィリピンで行うというのは非常に効率的と言えます。

このユニクロ型海外生産垂直統合モデルは、ユニクロよりも前に作られました。1990年代の半ば以降にフィリピンに工場が作られています。それよりも後の1990年代末にユニクロは海外に工場をもち、フリースブームを作りました。

一条工務店の経営者は表には出てきませんが、非常に先見の明がある経営者だと言えます。

全館床暖房ほどの快適性を他社は絶対にマネが出来ない

全館床暖房は、一条工務店の代名詞のようになっています。しかし、私は懐疑的に思っていました。

一条工務店の営業マンにも「エアコンでも十分に暖かく快適」と言っていました。しかし、完全に間違いでした。

私は、
12月→床暖
1月→エアコン(6畳用1台)
2月→床暖
3月→床暖
と実験しています。

結果は…

上段→室温  下段→湿度
1月(エアコン)の湿度が低く、2月3月(床暖)の湿度が高いことが分かる

i-smartは断熱性に優れているので、6畳用のエアコン1台で確かに家全体を暖房できます。それもかなり余裕をもって暖房可能です。「暖かくすること」は可能です。

しかし、問題は湿度です。エアコンでの暖房は非常に感想することが分かりました。一方、床暖房では全く乾燥しません。乾燥を感じることなく非常に快適です。加湿器も当然不要です。浴室の乾燥を室内から空気を送ることで行っているのでそれが加湿のために行っている唯一の行動です。

エアコンでも断熱性を高めれば暖かくなるのは事実ですが、不快なほど乾燥する。その為乾燥しない床暖房が快適であることは間違いありません。

ただし、加湿器を使えばエアコンでもきっとある程度快適にはなるでしょう。

松尾和也さんいわく「他社は一条工務店に追いつけない」

こちらの動画をご覧ください。『エコハウスのウソ』の著者で有名な松尾さんと住宅系Youtuberラクジュさんの動画です。

23:18ごろから松尾さんが話されていますが、ざっくり以下のようなことを話されてます。

「他社ハウスメーカーは一条工務店と断熱で戦っても勝てない。(一条工務店が100で、他社が30だとして、30を70にしたところでまだ一条工務店には負けている)。だから断熱にコストをかけることを諦めた」

他のハウスメーカーには落胆しかないですね。世界的に低レベルの断熱性能しかない日本の住宅を良くしていこうという考え方は無く、売上を上げる事しか頭には無いようです。

だからこそ一条工務店が一人勝ちしていると言えます。情弱ビジネスの代表格の住宅ですが、少しずつ良いものが評価されてきているかもしれません。

施工技術が必要な気密施工を年間1万棟以上供給する会社

すでに気密施工のことは書きましたが、我が家のC値は0.3でした。設計時には引き違い窓が気密に良くないことを知らず、8か所も付けてしまいましたが、それでも非常に良い数値です。現場監督とも話をしましたが気密施工には多くの工夫がありその積み上げが結果としてC値の保証が出来るレベルの施工となっていることが分かります。

この施工レベルを年間1万棟以上のレベルで現場施工していることは、工場生産品ではない住宅としては驚くべき品質管理力です。実際、C値計測しているハウスメーカーはほとんどなく、保証となるとスウェーデンハウスくらいしかないでしょう。

2軒目は地域工務店で建てたい

ここまで一条工務店んお凄さを説明しました。

しかし次は、地域工務店で快適住宅を建てたいと思っています。ぜひ一条工務店を超える快適な環境を、個性的な住宅で実現してもらいたいですね。それまでお金を貯めておきます。


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