マイホームをダメにする施主と設計士


マイホームをダメにする施主と設計士の行動

家づくりでは、施主が初心者のため、プロであるハウスメーカーの営業マンや工務店、設計事務所の知識に頼りきりになりがちです。これは、マイホームをダメにする原因の一つです。

施主が要望を伝えると、営業(設計)はそれを叶えなければ契約を逃すという心理が働きます、そのため無理な要望でも飲んでしまい、住み始めてしまってから施主が「あんな要望しなければよかった、教えてくれればいいのに」となるのです。

いくつか例を出しましょう。

デザインを得意とする設計事務所にいる私におまかせいただければ素敵な家になりますよ!広いリビングが要望ですね、では壁を少なくし開放的にしましょう。

顧客の要望ばかり聞く設計士や、デザインを優先しがちな設計士は耐震性や雨漏り対策などがおろそかになることもあります。施主もある程度の知識をもち設計時に無理が無いように確認しましょう。

ハウスメーカーの設計士の私に任せれば安心です。広いリビングが要望ですね。当社自慢の大開口の窓を作りウッドデッキと一体感のある間取りにしましょう。

ハウスメーカーの設計士は現場を見ず設計する人も多くいます。結果、大開口の窓をつけても、住み始めて、お隣から室内が丸見えでカーテンを開けたことが無いという家はかなり多いのです。隣地、土地の形状と間取り、窓の大きさ及び窓の位置は密接に関係しています。施主が確認しなければ窓の大きい寒くて暑いだけの家になってしまいます。

大手ハウスメーカーの中には、実際には営業マンが間取りを作っているところもあります。規格品である鉄骨住宅や一部の木造住宅ではあり得ます。法令適合の最終チェックは建築士が行っていますが、建築を学んでいない素人が作る間取りといえます。
顧客の要望に早期に応え、契約を急ぐためです。そのような営業マンは変更するかハウスメーカーを変えましょう。(営業マンが図面を書いているか、設計士が図面を書いているか分からない場合が多いです、正式契約前であれば営業マンが書いている可能性が高い)

家の後悔は良くあることなのですが、多くの家を手掛けている営業マンや設計士は施主の後悔ポイントを、実は良く知っています。しかし、施主の要望を叶えるため(=契約を取るため)、要望以外のところで無理し、無理な設計で後々の施主の後悔につながるのです。

要望をすることは大切ですが、そのことによりどのような影響が出るのかを確認し、施主が理解できることが大切です。施主に建築の知識がなければ「売る側」も「面倒で説明しない」という事になりやすいのです。

要望により影響が出やすいのは耐震性や快適性です。開口部の大きな窓はハウスメーカーの差別化として使いやすいですが、それにつられて開口部を大きくしたらプライバシーも丸見えでカーテン締め切りでは窓の解放感の意味がありません。売ることを優先して、住み心地を伝えない営業マンや設計士を見抜くのは施主しかいません。

「教えてくれれば良かったのに…」の原因の一つに、実は施主の無知が隠れているのです。


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